2013年のはじめに
主の聖名を心から賛美します。
この国は今,本当の意味で危機的状況にあると言わねばなりません。長引く不況
に加えて千兆円を超える公的な借金,何一つ決められず,変えることのできない政治,
目前に迫った社会保障制度の破綻,などなど数え上げればきりがありません。人々は
大きな不安を感じながらも,根本的な解決策を見いだせず,とにかく自分のことだけで
精一杯です。その様子はまるで冷めてゆくお風呂につかり続けているかのようです。
そのような状況に於いて,教会と私たちイエス・キリストの弟子たちの果たすべき
役割はこれまでのいつの時代にも増して重要です。なぜなら,私たちはすべてのことに
おける解決策である永遠の真理を持っているからです。
2013年は,私たちはこの真理を携え,「神の国」をこの国に建て上げるために学び,
祈り,出て行きたいと願います。イエス様がガリラヤ湖畔で 「時は満ち、神の国は近づ
いた。悔い改めて福音を信じなさい」<マルコ福音番l:15> と宣く伝えられたように,
私たちもそれぞれのガリラヤで福音を語り,神の国を建て上げてまいりましょう。イエス・
キリストを中心とする「神の国」こそ,この国を再建し,神の栄光をあらわすことのできる
民に変えることができるキーワードです。
最後になりましたが,今年の9月には,新しい会堂が与えられて満20年を迎えます。
この会堂が主の弟子たちの憩いの場,鍛錬の場となり,益々主の栄光が満ちあふれるよう,
これまで以上に活用してまいりましょう!
<2013年度のテーマ聖句>
「イエスは神の国を宣く伝え、その福音を告げ知らせながら、
町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった。」
<三滝グリーンチャペルのテーマ聖句>
「受けるよりは与える方が幸いである。」
〜使徒言行録20章35節〜